本日3月8日は横浜YAMATOにとりまして、開業記念日にあたります
横浜駅がまだ旧駅舎だった当時に、砂利置き場だった東口の海側に、ポツリとスカイビル(旧スカイビル)だけが開業しました
駅前には国道1号線と市電が走り、横浜駅舎側からスカイビル側に、文字通り横断して渡ってくるにはとても不便で、開業当時の皆さんの此の離れ小島のような状況をなんとかして欲しいとの想いが募り、後年念願の歩道橋が新設されたと聞いております
〈昭和48年当時の国鉄横浜駅舎
当社前社長 故野村清が旧スカイビルから撮影 〉
開業当時に父に連れられてよくスカイビルへ来ていた小学校に入ったばかりの私に、1階に出店された画材屋さんのご主人さんが、「この息子さんがオトナになる頃には、ここはとてつもない場所になっていますよ!」と声をかけられガックリきたと、いまは故人となってしまった先代である父が生前何度もこの話しを繰り返しておりました
あれから53年目、25年前に家業を継ぐ為に戻った私は、その後この横浜駅東口の開発に携わられた沢山の諸先輩の皆さまの知己を得、開発当時の様々なエピソードや苦労話をお聞きしてまいりました
現在では、横浜みなとみらい21で大きく変貌を遂げましたエリアと、日本有数のターミナル横浜駅を結ぶ扇の要となる場所にそびえ立つ横浜スカイビル
現在この場所にて、日々皆さまからのジュエリーに関するご相談を承っており、開業記念日の本日も顧客の方のご紹介でお越しいただきましたお客様から、大阪にて購入されたお母様の形見の指輪などをいくつか承っている際、こちらの指輪を購入された宝石店さんのお名前がわかり、なんと私が30年ぐらい前の宝石輸入商社勤務時代に担当させていただいていた大阪でも指折りのお店の品とわかりました
こちらのお客様には、実はこの担当させていただいていた宝石店さんが、その後に私の人生にどれほど大きな影響を及ぼしたか…というお話しも伝えさせていただき、今回のご縁もなにか必然であったかのように感じ入りました
毎朝開く朝刊の本日3月8日の運勢の欄、まさしく先達の皆さんのお陰様を頂戴し、この地で商いをさせていただいております
昨年より長く続くコロナウイルス禍ですが、本日からまた横浜YAMATOの新たな一歩を踏み出し、皆さまのご来店を笑顔とともにお待ちしております