最高の装着感を得た指輪なので、ブランド名にPILOTの社名を打ち出し《パイロットブライダル》となりました。】
ヨシムラマリ
神奈川県横浜市出身。子供の頃、身近な画材であった紙やペンをきっかけに文房具にハマる。現在は会社員として働くかたわら、イラスト制作や執筆を手がける。
著書『文房の解剖図鑑』(エクスナレッジ)
・・・・・・・・・・・・・・・
万年筆などの筆記用具は、実用の道具であるがゆえに、最も重要視されるのが “書き味”であり、いかに気持ち良く書くことができるか…を常に追い求められます
万年筆を例にすれば、ペン先・ペン芯・首・軸・鞘・インキ吸入機構の6つの部品で構成され、日本を代表する筆記具メーカーである、パイロットコーポレーションのPILOTブランドは、創業以来これらすべての部品を純国産品にこだわり、自社内にて製造しています
この時代にオートメーション化することなく、各工程での繊細で熟練の技術を人の手をかけて担い、ベテランのスペシャリストを配置して、常に品質向上に邁進しているのがパイロット平塚工場の製造ラインです
万年筆が人間の手の動きと密接に関わる道具だからこそ、機械任せにはせず、横書きだけでなく、日本語だからこその縦書きでの書き味の良さにも、とことん追求しています
そんな平塚工場のDNAを受け継ぐ、実用器具製造のスピリットが、結婚指輪つくりでこだわったのが『究極の着け心地』です
一般的なプラチナ製指輪と違い、パイロットブライダル 指輪で使用するウルトラ・ハード・プラチナUHP999は、硬度200Hv(ハードビッカーズ)を記録する耐摩耗性にも優れるため、研磨するにも熟練の技術が必要となります
このパイロットブライダルが一番にこだわり、指輪の仕上がりを左右する研磨の工程は、数名の選ばれし熟練職人だけに任されています
ひとつひとつを熟練職人がルーペで確認しながら、技術力に裏づけされた丁寧な作業の積み重ねが、唯一無二の装着感を生んでいます
パイロットブライダル指輪(PBR)は、本物の内甲丸仕上げを目指し、装着時に指と指輪が点で接触することをイメージしました
また日常の装着感にこだわるため、指の曲げ伸ばしにも考慮しました
指輪の装着時は勿論のこと、着脱時にも、ストレスを出来るだけ感じないよう、心地良く、快適な、最上級の装着感にこだわり抜いて開発されたのが、パイロットブライダル の内甲丸指輪です
この装着感を得るには、いままで製作してきた指輪の厚みでは、指輪内側を曲面に仕上げることができないことから、パイロットブライダル指輪の素材は、通常の指輪製作よりも素材の段階で厚みをより持たせてあります
現在、着け心地感を良くするために、指輪内側の両端の角を削った内甲丸仕上げは一般的となりましたが、パイロットブライダルが追求する『本物の内甲丸仕上げ』は、指輪内側がほぼ曲面形状に仕上がっております
またそのために、上画像で青色表示の部分に、1.8ミリ幅内で綺麗に文字彫り加工を施さなければならなくなりましたが、筆記具製造で培った100分の1ミリ精度の精密加工技術集団ならではの技術力を遺憾なく発揮して、約20文字以上の文字入れに対応しています
(PBR011・012デザインを除く)
パイロットコーポレーションが追求した『本物の内甲丸指輪』、是非一度ご試着をされて、結婚指輪探しも楽しんで見比べてください