ジグザグ天気と言われ寒暖差の激しい今日この頃ですが、今年の夏も厳しい暑さが長く続きました
10月に入って涼しくなったからか、真珠ジュエリーを新規にお求めのお客様や、お持ち込みの真珠ジュエリー・メンテナンス相談のご予約が増えてまいりました
《真珠の経年劣化とは?》
日本を代表する宝石「あこや真珠」は、炭酸カルシウムの結晶層とタンパク質が繰り返し重なり合ってテリと呼ばれる真珠独特な輝きを生み出します
そしてこの炭酸カルシウム層が酸に弱い性質を持つために、真珠ジュエリーを装着された時に付着する汗や皮脂、お化粧品などの酸性物質により真珠表層が溶けはじめることで微細なでこぼこができ真珠本来の輝きと透明感を劣化させ美しさを損なうことになります
一般的に良質なあこや真珠では、結晶層1層あたり0.3〜0.5ミクロン(1ミクロンは約0.001ミリ)で、その層が千数百層重なり合って真珠を形成しています
真珠ジュエリーは常にメンテナンスに気を配っていただきたいアイテムです
いくつかのポイントとなるお手入れや使い方さえしていただければ、特段面倒なことはありません
真珠ジュエリーをお買い求めの皆さまにも、他店ですでにお買い上げの皆さまにも、正確な情報に基づく真珠の知識や情報をお伝えし、せっかくの真珠ジュエリーを少しでも長くご愛用いただけることを横浜YAMATOは常に願っております
横浜YAMATOが皆さまにお勧めしますあこや真珠ネックレスも、たくさんの連材からテリと輝きを最優先に選別してご提供し続けております
上記の真珠ネックレスは30数年前に当店でお買い上げいただきましたお品物で、定期的に里帰りメンテナンスしていただきながら劣化防止に気を配っております
メンテナンスご相談にいらっしゃるお客様のほとんどの方が10年以上糸替えもしていないというのが実情でありますが、是非この機会にお持ちの真珠ジュエリーのケースを開けて見てください
お持ちの真珠ジュエリー診断をはじめ、メンテナンスご希望の方は、横浜YAMATO・WEBサイトのお問い合わせ・予約ページから、まずはお申し込みの上でご来店いただけますようお願い申し上げます
*なお当店がお勧めします真珠メンテナンスは、あくまでもお持ちの真珠ジュエリーご購入時のテリと輝きをなるべく劣化させずに長く維持させるためのものであり、真珠層が薄巻きであったり、もともとテリや輝きがない真珠を輝かせるものではありませんので、お品物によっては対応出来かねる場合がございますのであらかじめご了承くださいませ
*このページは「真珠辞典」小松博監修、並びに真珠修復保存研究会と真珠科学研究所発行の資料の記事から転載しております