日々さまざまなジュエリーの修理やリフォームについての問い合わせを頂戴し、いろいろな工夫を凝らしながら最善の策となるお答えに導けるように横浜YAMATOはご相談に応じております
今回ご紹介させていただく内容は、お客様とも共に予想外の展開となりましたリフォーム事例です
初めてご来店された奥様より、他店で以前購入したK18WG(ホワイトゴールド)製イヤリングが片方壊れてしまったので修理可能でしょうか?とのご相談でした
お持ち込みのイヤリングを早速に拝見したしますと、私が数十年前百貨店宝石サロンに配属されていた時代、よく見る機会がありました小さなダイヤモンドが内部で動くデザインのジュエリーでした
お客様も気がつかぬうちに片方のイヤリング表面が割れてしまい、ずっと着用できずに仕舞ったままとなっていたそうで、本来ならばご購入されたショップさんに直接ご相談された方がよりベターな事例とご案内をさせていただきましたが、当該ショップさんがもう営業されてないような事情とのことでしたので、とりあえず当店にてお預かりをし後日のお返事とさせていただきました
その後私が思いつく数社の心当たりのメーカーさんに修理の可否を問い合わせするなか、なんとか修理の可能性がある先に辿り着き、早速にお預かりしましたイヤリング現物を送り、修理対応の可能性を確実に判断してもらうべく依頼しました
数日後に修理可能という嬉しいお答えとともに、当社製品ではないので特注対応にて修復する詳細な修復内容と見積もりが提示されてきました
やっと修復の道が見つかり、とても嬉しい回答のなかで、ただ一つ気になる点がその修復費用でした
もちろんこのイヤリングの破損してしまったパーツを新しく交換するため、まったくの同寸法で特注製作しなければならないので至極妥当な金額ではあるのですが、お客様自身がなんとなく想定されていらっしゃる修理金額の範疇に入るか否かがちょっと心配でした
一旦戻ってきたイヤリングを前にお客様と再度の打ち合わせ、見積もり内容を正直にお伝えすると、やはりお客様自身もそこまで費用をかけて使いたいイヤリングでも無い…と言うお言葉をお聞きし、一転費用をなるべく抑えて活用できる策としてのペンダントへリフォームをご提案いたしました
お客様もそちらの提案には快諾、そして更にK18WGのオメガネックレスをお持ちと聞き、そのネックレスにも通せるような内径を確保してのペンダント用金具を取り付けました
後日残るもう片方のイヤリングもそのままのデザインでペンダントにリフォームをされ、娘さんたちと兼用で色違いとなる2つのペンダントに復活いたしました
ジュエリーの価値には、さまざまな価値が存在します
その内には購入した金額もあり、また購入されたストーリーもあり、そして何よりもお客様自身が感ずるジュエリーへの想いもまた大切な価値となります
修理やリフォームに際しまして、横浜YAMATOでは皆さまとの打ち合わせにて様々なお話しを伺いながら、最適と信じる方向でのご案内に日々努めております
営業時間中は下記電話にても承りしております
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