結婚指輪における耐久性とは …
以前に比べれば、結婚指輪の下見をしている方々からデザイン性やブランドものというようなお探しのテーマに並んで耐久性やアフターケアを視点にされる方々が徐々に増え始めている気がいたします
しかしながら指輪の耐久性とは?とお問いかけを返してみますと、なんとなく丈夫な指輪というイメージで捉えられている方々がほとんどでしょうか・・・
長年自店販売品以外のお持ち込みジュエリーのリペアやリフォームの相談を承っていますと、結婚指輪の耐久性に関するご相談はおおよそ3つに大きく大別ができます
○ サイズが合わない、ダイヤモンドが取れてしまった
○ たくさんのキズかついている、変色してしまい汚らしい感じがする
○ 指輪を外してみたら、形が崩れて変形してしまっていた
つまり結婚指輪の耐久性を考えるならば、キズつきにくく・変形しにくく・変色などの化学変化などが通常の生活下では起きにくい指輪選びが重要となり、更にはサイズが合わなくなった場合のアフターケアに留意をされる結婚指輪選びに尽きるのではないでしょうか・・・
以下は変形荷重負荷試験結果の画像です
【3ミリ幅 1.5ミリ厚 サイズ12番の指輪に荷重300N (約30kg f )負荷をかけた場合の、ウルトラハードプラチナ(UHP)999指輪(上画像)と、その他元素を含むPt999一般的なハードプラチナ指輪(下画像)】
パイロットブライダルに使用されているウルトラハードプラチナ(UHP)999は、純度99.9%(以前と違い現在ではプラチナ1000表示はされません)です
プラチナは化学的にとても安定している物質で、王水以外では溶かすことが出来ませんので汗や洗剤などにも強く、日常生活での変質や変色に気をつかことがありません
また、高温に耐える性質や、アレルギー反応が起こりにくいこともあり、年月を経ても変わることの少ない素材であるプラチナは、一生身につける結婚指輪の素材としてとても相応しいものと言われてます
通常プラチナは純度が高いほど柔らかいのですが、新しい技術によって高純度でありながら、耐久性に優れたプラチナが誕生しています