名古屋に所用があり、数年ぶりに義父母のお墓参りも兼ねて愛知県へ行ってまいりました

夕方からは会合がありご案内いただきました指定場所へ、スマホ片手に名駅（名古屋駅）から散歩がてらブラブラと街歩きをしながら向かいました

30年以上も前ですが名古屋勤務時代に数年名古屋市内に居住していた私も初めて訪れる場所「四間道」、呼び方さえ知らなかった地域なのですが、今回初めて「しけみち」を知って名古屋の奥深さを再認識させられるぐらいとても素敵な一画でございました

当時は名古屋栄から伏見・納屋橋あたりはお取引先さまを巡る重点地域で頻繁に行き来しており、納屋橋あたりで名前だけは知っていた河川の「堀川」が、その昔は名古屋城から下る川でその両岸にさまざまな商家が並ぶ歴史ある川だということを今回改めて学びました

駅からの大通りから一歩路地を入ってスマホ・ナビで目的地に向かう途中には、とても名駅近くとは思えないぐらい静寂に包まれた驚きの空間が広がっておりました

お約束の時間よりだいぶ早く着いていたため、辺り一帯を少し時間潰しに散策

珍しい建物もあり、案内板を読んでみると尾張地区独特の建物の上にお宮さんを祀る建築様式だそうです

街中の突き当たりには橋がかかり、橋上途中まで行きますとちょうど夕暮れ時に堀川沿いの美しい風景に出会しました（納屋橋方面に向かって撮影）

橋上から引き返しもう一度堀川沿いの小道を上がり、本日の会合場所のお店を確認、まだ時間に余裕があるので更に上方へ進んでいくと、広々と道が交差する場所に出て、左手になにやら覗いていきたいレトロ感いっぱいの商店街入り口を見つけました

今回は残念ながら商店街を探索する時間的な余裕がすでに無いため、後ろ髪をひかれつつも待ち合わせのお店に戻り向かいました

今回ご案内いただきお邪魔するお店も重厚な造りの赴きある一軒家で、奥三河の酒造会社が運営をされているとのことです

日頃アルコール類は呑まない私ですが、ここでしかいただけないらしい通常入手困難なお酒が出され、恐る恐るさまざまな味わいの日本酒を味わさせていただきました

お料理も、お酒も、そして楽しい会話も味わって久しぶりの名古屋の夜を堪能、そのためあっと言う間に時間も経過し閉店まで長居をしてしまって最後のグループになりつつ急ぎ退店、若い女性スタッフさんに表玄関で記念撮影の手助けをお願いした後、タクシーを待っていると先ほどの女性スタッフさんが再び敷地内から登場し「閉店で暖簾を下げてしまっていたので、せっかくの記念撮影ですので暖簾があった方が良いか…」と暖簾を掛け直して再度記念写真を撮影してくださいました

このお若い女性スタッフさんの優しい心配りに心から感心し、こうして久しぶりに訪れた名古屋の夜をお酒のチカラもあってか心地良い余韻で締めくくりました

宿泊先へに30数年ぶりに歩いた思い出深い名古屋栄は、ほとんど見覚えのない新しい街並みとなっておりました

翌日横浜へ戻る前には定番の味噌煮込みをいただいて、三重伊勢名物でありながら名古屋に行った際には必ずお土産にする赤福も買い、久しぶりの一泊出張を終え帰途につきました

余談ですが新幹線改札口脇の売店レジ横に積み上がる赤福の隣に、見たことのない赤福の白餅黒餅というものも並んでおり、ついで買いをしましたところ個人的には赤福を超えるお気に入りのお味でございました

名古屋の方がよく言われる「名古屋はなんもない…」を覆すとても素敵な四間道を知ることができ、今回お声掛けいただいたことに感謝の一泊二日でした…