目には青葉、山ほととぎす、初鰹…
今年は鰹漁が不調で、この時期に鰹を楽しみにしている方や、鰹漁師の方々は気を揉んでいるという新聞記事を目にいたしました
鰹というと修業時代に独身で生活していた東三河で、配属先の百貨店地下食料品売り場の課長さんになぜかとても可愛いがっていただき、たしか記憶では浜名湖あたりの遠州灘だったと思いますが、トロかつおと呼ばれる脂ののった鰹が上がるから取引先の魚問屋さんから上がったよ!という連絡があった日には必ず連絡するから・・・と言われ、毎晩暇を持て余していた私も是非この地の鰹を味わってと課長ご夫妻に呼ばれご相伴にあずかった懐かしい思い出が頭に浮かびます
このところは暑い日が続き、本当に青葉が茂り目にも青々しい季節となりましたが、この歳になりお恥ずかしながら初物七十五日という言葉をつい最近知りました
旬の食べもの、初物をいただき、そのあとで東の方向へ向かって笑うと寿命が七十五日延びる…という言い伝えらしいのですが、なんとなく近年突然街中で見かけはじめた節分の恵方巻きも、なにかここらあたりと関連があるのでしょうか…
そして昨日栽培したものでなく、正真正銘の路地ものの初物そら豆をいただきました
亡くなりました父がこの時期に楽しみにしていた好物とお知りの方より、お仏壇にお備えしてくださいといただき、早速に私も今朝少しいただいて参りました
四季のある日本、北海道から九州・沖縄まで気候風土の違う国土にもより、まだまだ私の知らぬ食べ物や季節のお料理がたくさんあります
先週もひょんなことからご縁をいただいた小樽を拠点に海外まで幅広く活動されていらっしゃるガラス作家の先生を囲み、久しぶりに先生が上京された際のいつものメンバーが集まり、このブログにも何回か登場しております我が隠れ家の気さくな割烹料理屋さん(元々このガラス作家の先生のご紹介で知った
お店なのですが)にて美味しい食事ともども四方山話に花を咲かせました
今回は明石の鯛を是非…とメンバーの方よりリクエストがあったので、まずは八寸のあとにこれぞ鯛刺しという刺し身盛り合わせ(スミマセン、撮影する前に食べてしまいました)が登場し、続いて関西ご出身、特に京都の方には馴染み深い「ぐじ(甘鯛)の塩焼き」が出て参りました
《皮を除いて白身部分だけをいただく、何とも贅沢なお味でした》
その後も大将が腕を振るったお料理が次々と続き、あっという間に4時間ちかくもの時が経ちました
先月のゴールデンウィーク前よりほぼ休みなく毎日仕事の日々で早4週間が経過、ちょっとこの辺でスローダウンし、働くエネルギーを充電するため旬の美味しい食材でちょっぴり贅沢をさせていただき寿命を延ばさせていただきました、今晩は馴染みの鍼灸師さんにマッサージを予約して緊張状態の続いた神経も緩め、季節の変わり目の体調管理に務め、これから夏に向かって更にバリバリ働きます