4月19日の店長日記にてご紹介しました、当店で42年前にご購入いただきました
ダイヤモンド婚約指輪をお持ち込みいただいてのリフォームご希望のお客様、
最終的になるべく思い出が詰まった元の形を残す方向でリフォームをすることに決定し、
本日出来上がったジュエリーをお納めさせていただきました。
婚約指輪の石座と呼ばれるダイヤモンド部分はそのままの状態で切り離し、
菱形位置にしてネックレスを通すためのプラチナ丸輪金具を取り付けて、
全体を新品同様に仕上げ磨きを施しました
プラチナ製ネックレスのみは新規にご購入いただきまして、
秋冬シーズンにはセーターの上から長めに下げられるように
最長50センチの範囲内で長さをご自身で自由自在に調節が
可能な金具をとりつけさせていただきました
また石座を取り除いた後に残った指輪の輪っか部分は、プラチナの重量を計測し下取り換算しリフォーム費用と相殺するのが常ですが、
今回ばかりはリング内側にご主人様との短く、そして深く思い出が残る手彫りの文字が刻まれている為、使用する、しないは別にして大切な思い出の品として残し、
お子様やお孫さんへ伝えていくための一本の指輪に復元をいたしました
数十年の歳月を大切に仕舞われていましたダイヤモンドが、お孫さんたちに囲まれるお客様の胸元で、明るく素敵に輝いておりました…また、わたくしにとって大変懐かしく、思い出深い42年前の当店の指輪ケースは、
お客様にとりましても大事な思い出のケースなので、今回リフォームされたペンダントネックレスをいつの日か母親として毎日頑張っている娘さんに譲る際に、
同じように私にもバトンタッチで譲っていただけるというお約束をさせていただきました・・・
皆さんのそれぞれの思い出や軌跡のこもったジュエリーには、ひときわ素敵な輝きを感じてしまいます…