ジュエリーは皆さまの大切な思い出や記念の品としてご購入いただくことが多いのですが、中でも出産を記念してのオーダーは当のご両親さまは勿論のこと、お孫さん誕生を喜ぶお祖父ちゃんお祖母ちゃん、またご友人やご親戚にあたる、俗にシックスポケットと呼ばれるご親族以外の方々からもご相談を頂戴いたします。
今回は当店でご婚約指輪をご購入いただいて以来、5年に渡り親しくお付き合いをさせていただいておりますご夫妻からのご注文の一部始終をご紹介させていただきます。
皆さんもベビーリングという言葉をお聞きになられたことがあると思いますが、文字通り通常のリングを小さく可愛らしくミニチュア化したものが主流で、当店においても人気定番アイテムでロングセラー商品となっております。
これらのベビーリングは、ご購入いただきましたお客様のほとんどがリングと言いながら実はペンダントトップとしてお使いになられているようです。
そのような中で今回ご紹介させていただきますA様は、2004年にご長男たかひろ君が誕生した時も、この度の長女まりなちゃん誕生の際にも、本当の意味でのベビーリングをお作りになりたいとのご要望で、奥様用に感謝の気持ちも込めて一つ、お子様にもお揃いのベビーリングを一つ、親子ペアでご注文をいただきました。
▲研磨技術の差なのでしょうか・・・、冴えが違う力強いアクアマリンの輝き
奥様が目出たく昨年3月にご出産されてから、まずは定まった誕生石の吟味を依頼され、最終的に世界的にカラーストーンの優れた研磨技術で著名なドイツのイーダーオーバーシュタインから輸入したアクアマリンの中より、尚且つひときわ冴えわたる親子サイズの石を探し選び出しました。
奥様へ過去にお納めさせていただいております指輪とデザインがかぶらないよう、また肝心の選び抜いた誕生石アクアマリンの持つ美しさを最大限に引き出せて、さらに普段使いに向くプラチナ指輪のデザインをご提案させていただきました。
奥様が佐賀のご実家でご出産を迎えられていたこともあり、先月一年振りにご家族皆さんお揃いでYAMATOへお越しいただき、最終確定のご注文を承りました。
前回のご長男の時はファセットカットのインペリアル・ピンクトパーズにて製作をさせていただき、そして今回は一味変えてバフトップカットのアクアマリンの親子リングがこのほど出来上がりました。
石選びから始まり、やっと完成しました指輪はデザインスケッチの検討段階ではちょっとご心配をおかけしたこともあり、現物の出来上がりは自画自賛になりますが、ご主人様より予想以上の出来栄えだったという有り難いお言葉を頂戴いたしました。
20年後に二人のお子様が成人になられたときに、ご両親のお二人への愛情の深さを当店からもお伝えできることを楽しみにお待ちしております…
◄いつの日か、お母様とお揃いで着けることを夢見て…(2010年)